1. |
チャック径6〜10mm程度、可逆/変速タイプの電動ドリルを使用します。インパクトドリルや高馬力ドリルはDRILL-OUT破損の原因となりますのでご注意下さい。
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2. |
ドリルを左回転(反時計方向回転)にセットします。
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3. |
DRILL-OUTのサイズを決めるため、破損したボルトの直径を測定します。例えば破損ボルトの直径が5mmの場合、M5のDRILL-OUT(P190)を使用します。
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4. |
DRILL-OUTの丸シャフト部分をドリルチャックに差込み、チャックキー等で固定します。(図1参照)
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5. |
DRILL-OUTの刃先を破損ボルトの中心にあて、低速でドリルを回転させ始めます。穴開け作業中は、DRILL-OUTが穴の中で空転しない様注意して下さい。
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6. |
破損ボルト表面に穴が開き始めたらドリルの回転を一旦停止させ、破損ボルトの中心に穴があるかを確認します。穴が中心に無い場合は、DRILL-OUTの刃先が破損ボルトの中心に来る様に再度調整し、DRILL-OUTをキリもみさせながら破損ボルトの中心と合わせます。
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7. |
穴が中心に開き始めたら、ドリルを破損ボルトに対して垂直に保持し、回転数:75〜100RPMで穴を開け続けます。
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8. |
深さ1/16″または2mm切削毎にドリルを停止させ、キリ粉を取除き切削油を注油して下さい。また、その都度穴が破損ボルトの中心に真直ぐ開いている事を確認して下さい。
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9. |
ドリルの丸シャフト部分が全て隠れる地点でドリルを停止して下さい(図1参照)。
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10. |
キリ粉を全て取除き、抜取り補助のため破損ボルトに浸透液を注油して下さい。
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11. |
DRILL-OUTをドリルから取外し、上下を逆にしてDRILL-OUTの六角シャフト部分をドリルチャックに差込み、チャックキー等で固定します。(図2参照)
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12. |
ドリルを両手でしっかり保持し、回転数:75〜100RPMで回転させながらドリルを強く押込みます(図2参照)。
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13. |
DRILL-OUTが破損ボルトに噛み込み、ボルトを引抜きます(図2参照)。
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14. |
トルク不足等で引抜き作業中にドリルが停止した場合は、手作業で引抜く事も可能です。その場合、破損ボルトにDRILL-OUTを挿したまま、ドリルからDRILL-OUTを取外します。
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15. |
DRILL-OUTが破損ボルトの中心にある事を確認し、DRILL-OUTの六角シャフト部分にレンチをあて、左回しでボルトを引抜いて下さい。その際、無理な力をDRILL-OUTに加えると破損の原因となりますので、ボルトに浸透液を加えながらゆっくりと回転させて下さい。
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16. |
レンチでの手作業時に破損ボルトが抜け難い場合、DRILL-OUTがメネジ側に食込んでいる可能性があります。この場合は速やかにDRILL-OUTを右回しで破損ボルトから抜取り、穴開け作業から再度行って下さい。
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17. |
抜取り作業終了後は、破損ボルトを万力等で固定し、六角シャフト部分にレンチをあて、右回しでDRILL-OUTを取外します。
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